シルバーアクセサリー 作り方

シルバーアクセサリーの作り方

シルバーアクセサリーの3種類の作り方

 

 


シルバーアクセサリーの作り方を調べて行くと、
大きく分けて3種類ある事がわかりました。

 

その3種類とは、『彫金』という作り方と、
『ロストワックス』という作り方と、
『シルバークレイ』(銀粘土)という作り方の
3種類です

 

それでは、それぞれのシルバーアクセサリーの
作り方について、1つ1つわかりやすい様に
説明して行きますね。

 

 

 

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〇彫金

 

まず1つ目のシルバーアクセサリーの作り方は
彫金という方法です。

 

彫金とは、簡単にいえば銀の地金(棒状、
板状、パイプ状、ワイヤー状など)を様々な
工具を使って、叩いたり、切ったり、彫ったり
といった加工をしてシルバーアクセサリーを
作る方法です。

 

硬い地金を材料として利用するので、
作業の難易度が高いシルバーアクセの
作り方であって、初心者では取り組み
にくい点も多いと思います。

 

 

地金を熱したり、叩いたりとするので、
しっかりとした工具と場所が必要になります。

 

ですが、彫金は地金を使用するので、
シルバーアクセサリー作りの全ての工程を
自分で仕上げられますし、地金は硬いので
折れたり割れたりというトラブルも少ないという
メリットもあるんですね。

 

そして、基礎をマスターできれば硬い金属を
自由に扱える様になる、といった素晴らしい
メリットもあります。

 

さらに、彫金でしかできないようなテクニックも
多数あります。

 

 

 

〇ロストワックス

 

2つめのシルバーアクセサリーの作り方は、
ロストワックスです。

 

ロストワックス(以下ワックス)とは、ワックスと
呼ばれる蝋を使って、切ったり、削ったりという
作業をしてアクセサリーの原型を作っていき、
その原型から型をとり、その型に溶けた金属を
流し込んで鋳造をして作る、という作り方です。

 

 

ワックスは彫金の地金に比べると極端に柔らかく、
無理な力を入れなくても自分の思い通りの形に
加工する事ができて、金属では出しにくい
ボリューム感や流れるような曲線のライン、
様々なテクスチャー(表面処理)も表現できます。

 

なので、そういった形のアクセサリーが作りたい場合は、
とてもオススメな作り方である、と思います。

 

 

ワックスには色々な種類があり、チューブ状の物や
ブロック状の物、シート状の物、ワイヤー状の物
などといった種類があります。

 

これらを作りたいアクセサリーのデザインに応じて
選んで使用できるのもいいところだと思います。

 

そして硬さも何種類かあり、ブルー、グリーン、
パープル等の色で分けられていて、硬い物は
ハードワックス、柔らかい物はソフトワックスと
呼ばれています。

 

 

一般的にワックスによる作り方では、鋳造する為に
専門の業者等にキャスト(鋳造)の発注をすることに
なると思うので、全ての作業を自分で仕上げる事は
できないです。(自分で鋳造するのは難しいので。)

 

 

ワックスは型をとって鋳造するため、1つの
アクセサリーを量産する事ができ、その為
販売に向いています。

 

というわけで、シルバーアクセサリーの作り方で
最も主流なのが、このロストワックスによる製法
でもあるんですね。

 

 

 

 

〇シルバークレイ(銀粘土)

 

3つめのシルバーアクセサリーの作り方は
シルバークレイ(銀粘土)です。

 

シルバークレイとは、銀粘土という素材を使い、
造形してシルバーアクセを作るという方法です。

 

 

銀粘土とは、純銀の微粉末と水分とバインダー
という結合材の3種類が混ざり合った水性の
粘土で、普通の粘土の様に造形できて
自由に形作れます。

 

それを乾燥させて焼くと、銀の微粉末が焼結して
99,9%の純銀になるんです。

 

なので、完成したアクセサリーも99.9%純銀です。

 

 

銀粘土を造形していると、粘土が乾いてきて
ひびがはいってしまうと言った事もあります。

 

そういった場合には水を足してあげることで
すぐに修正できますし、ある程度なら練り直す
ことができるんです。

 

慣れるまでは難しく感じる場合も多いですが、
失敗を気にせず色々な造形を楽しみながら、
アクセサリーを作れる方法だと思います。

 

 

粘土の種類は、普通の粘土タイプ、液状の
ペーストタイプ、紙みたいなペーパータイプ、
注射器のようなものに入っているシリンジタイプ
といった種類があるんです。

 

これもそれぞれ使いたい用途や作りたい形に
合わせて、選択していくことができますね。

 

 

銀粘土は粘土なので、本当に造形がしやすく、
削ったりするのも楽チンです。

 

ですが柔らかいので、彫金、ワックスに比べると
折れたり割れたりといったトラブルが起きやすい
作り方でもあります。

 

 

あと、銀粘土は焼く際に収縮してしまい、
実際の出来上がりのシルバーアクセサリーの
大きさが若干小さくなるんです。

 

ペンダントやピアスならよいのですが、リングは
収縮によってサイズが何号か縮んでしまうのです。

 

なのでリングを作る時には、焼く前に何号か
大きめに作っておく、という注意が必要です。

 

 

作業は手軽にできて、作品を焼くのもガスコンロ等で
可能なので、自宅で全て自分の力でアクセサリー作り
をする事ができるのが銀粘土の良い所だと思います。

 

とりあえずシルバーアクセサリー作りをしてみたい!と
いう方ににはとてもおススメな作り方だと思いました。

 

 

 

〇まとめ

 

以上でシルバーアクセサリーの作り方3種類の
説明は終わりとなります。

 

彫金による作り方、ワックスによる作り方、
シルバークレイによる作り方と説明してきましたが、
どの作り方も一長一短ありますよね。

 

 

この3つの作り方の中で実際に僕自身が
取り組んでいて、このサイトで詳しく工程を
紹介している作り方は、シルバークレイの
作り方によるものです。

 

3種類の作り方から、何故シルバークレイを選んだか?
といいますと、シルバーアクセサリー作りをしたい!と
思ったときに手軽にできる所ですね!

 

 

粘土いじりの要領で気軽に造形を楽しみながら、
自宅でアクセサリー作りができる。

 

本当に手軽にできる、シルバーアクセサリーの
作り方だと感じています。

 

 

焼成方法も手軽で、工具も日用品で代用が
できたりするので、本当に初心者の方には
おススメな作り方だと個人的には思います。

 

手軽にシルバーアクセサリーを作ってみたいなら、
シルバークレイによる作り方を試してみるのは
いかがでしょうか?

 

 

本格的にシルバーアクセサリーを作りたい!という
場合には、彫金とワックスによる作り方を学ぶのが
いいと思います。

 

僕も調金やワックスでのシルバーアクセサリー作りを
本格的に学びたいと思居始めました。

 

 

本格的に学ぶことで、今よりも確実にシルバー
アクセサリーを作る技術も上達すると思いますし、
なにより、調金もワックスも楽しそうだなぁって
思うんですよね。

 

特にロストワックスによる作り方をやってみたいと
感じています。

 

 

と言う風に、自分では考えていたりしますが、
とりあえずシルバーアクセサリー作りをしてみたい
、手軽にできる作り方はないかなぁ?という方に
オススメな作り方は、シルバークレイだと思います。

 

 

『シルバーリングを作ってみよう!』のページと、
『シルバーペンダントを作ってみよう!』のページ
では、それぞれシルバークレイによるアクセサリー
の作り方を紹介していますので、よかったら
参考にしてみてください。

 

 

シルバーアクセサリーを作るにはどんな方法があるのか、
ということを知りたい方のお役にたてたら幸いです。

 

 

 

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